脊柱管狭窄症は、脊柱管(背骨の中にある神経の通り道)が狭くなることで、腰や足に痛みやしびれを引き起こす病気です。症状の程度は人それぞれで、日常生活に支障をきたすような痛みが続く場合は、すぐに対処すべきです。
「脊柱管狭窄症の治療法が知りたい」
「病院に行ったが効果がなかった」
このような疑問や不安にお答えするため、鍼灸・整骨院バランスが徹底的に解説いたします。痛みの原因を正しく理解し、つらい痛みから解放されましょう!
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脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、背骨の中を通る神経の道(脊柱管)が狭くなり、その結果として腰や足に痛みやしびれが生じる病気です。主に加齢に伴って発症することが多く、特に60歳以上の方に多く見られますが、40代以降の方でも発症することがあります。脊柱管狭窄症の症状は個人差がありますが、放置すると歩くのがつらくなることもあるため、早期に治療を始めることが大切です。
脊柱管狭窄症の症状
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腰や足に痛みやしびれが出る
脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫され、痛みやしびれを感じることがあります。特に腰から足にかけてのしびれや鈍い痛みが特徴です。 -
歩くと足がしびれることがある
歩行中に足がしびれたり、だるさを感じることがあります。特に長時間歩くと症状が悪化し、休むと楽になることが多いです。 -
休むと症状が軽くなる
座ったり、休んだりすると痛みやしびれが和らぐことが一般的です。反対に、立ちっぱなしや歩き続けると痛みが強くなります。 -
歩き始めに痛みが強くなる
最初に歩き始めたときに腰や足の痛みを感じ、その後少し歩くことで痛みが軽減することもあります。
脊柱管狭窄症は、初期の段階では痛みやしびれが軽度であることも多いですが、症状が進行すると歩行困難になる場合もありますので、早期の対応が重要です。
脊柱管狭窄症の原因
脊柱管狭窄症が起こる原因は、主に以下の要素が関与しています:
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加齢(年齢による変化)
年齢を重ねると、背骨の構造が変化し、椎間板がすり減ったり、骨が変形してきます。この変化によって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて痛みが生じることがあります。特に60歳以上に多く見られる症状です。 -
過度な運動や重い荷物
長年にわたる過度な運動や、重い荷物を持ち続けることが原因となり、腰に大きな負担がかかると脊柱管狭窄症を引き起こすことがあります。特に激しい運動を頻繁に行う人や、肉体労働をしている人に見られやすいです。 -
姿勢や生活習慣
長時間同じ姿勢を保つ仕事(デスクワークなど)や、悪い姿勢での生活習慣が影響を与えることがあります。腰に負担がかかる姿勢が続くと、背骨や椎間板にダメージを与え、脊柱管が狭くなる原因になります。 -
遺伝的要因
家族に脊柱管狭窄症の人がいる場合、自分もそのリスクが高くなることがあります。遺伝的な影響により、椎間板や骨の構造が弱い場合、脊柱管狭窄症が発症しやすくなる可能性があります。
脊柱管狭窄症の治療法
脊柱管狭窄症の治療にはさまざまな方法がありますが、まずは保存的治療から始めることが一般的です。症状が軽度であれば、薬物療法や運動療法などで改善が期待できます。
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薬物療法
痛みが強い場合には、痛み止めや筋肉をほぐす薬(筋弛緩剤)を使用することがあります。また、神経に直接注射を行う場合もあります。 -
運動療法
腰回りの筋力を強化するために、軽い運動や筋トレを行うことが有効です。筋力を高めることで、腰や足への負担が軽減し、症状が改善することがあります。ウォーキングやストレッチもおすすめです。 -
温熱療法(温める)
温かい湿布やお風呂で腰を温めることで、血流が良くなり、痛みを和らげる効果があります。冷えによって痛みが強くなることがあるため、温めることが効果的です。 -
ストレッチやマッサージ
腰回りの筋肉をほぐすことで、痛みやしびれが和らぐことがあります。マッサージやストレッチは、血行を促進し、関節の動きを良くする効果が期待できます。 -
手術
進行した脊柱管狭窄症や、保存療法が効果を示さない場合、手術を検討することがあります。手術では、脊柱管を広げる手術や、圧迫されている神経を解放するための手術が行われます。
鍼灸・整骨院バランスでの脊柱管狭窄症の改善方法
当院では、脊柱管狭窄症の治療に主に手技と鍼灸治療を行っています。痛みを取り除くことを目指しながらも、根本的な原因にアプローチすることが大切だと考えています。
1. 手技治療
脊柱管狭窄症の痛みを和らげるための手技では、関節をやさしく動かし、滑液という潤滑液を分泌させます。これにより関節がスムーズに動き、痛みやしびれを軽減します。無理なく関節を動かし、柔軟性を高めることで神経の圧迫が減り、症状が改善します。ただし、痛みが強くなる前に無理せず行うことが大切です。
2. 鍼灸治療
鍼通電低周波治療では、深い組織に電気刺激を与えることで、痛みの原因となっている部分の回復を促進します。この治療法は、特に奥深い場所にある損傷した組織に効果的です。また、経穴(ツボ)を使って筋肉を緩め、血行を改善します。
3. バランス整体とストレッチ
背骨のカーブを正常な位置に戻すためのバランス整体を行います。また、関節の可動域を広げるためのストレッチ指導も行い、日常生活での動きやすさをサポートします。
4. 治療にかかる時間
脊柱管狭窄症の改善には、早くても3ヶ月から半年程度の時間がかかります。歩行機能の回復にはもっと時間がかかることもあり、症状が落ち着くまでには1年近くかかる場合もあります。これは、症状の根本的な原因が「歩行機能の喪失による組織の変化」だからです。
治療のステップ
- 原因を取り除く
- 歩行機能の回復
- 組織の修復を促進
これらのステップをしっかりと進めていくことが大切です。脊柱管狭窄症の改善には、目先の痛みに負けずにあきらめない気持ちが重要です。最初に少しだけ勇気を出していただければ、私たちがその勇気をしっかりサポートします。
治療期間と進行具合
脊柱管狭窄症の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、数週間から数ヶ月の治療で症状が改善することがあります。しかし、進行すると歩行が困難になることがあるため、早期に対処することが大切です。特に痛みやしびれがひどくなる前に治療を開始することで、症状の改善が期待できます。
自分でできるセルフケア
脊柱管狭窄症を予防するためには、日常生活でのセルフケアも重要です。以下の方法を試してみてください。
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ウォーキング
軽いウォーキングを習慣にすることで、腰や背中の筋力が強化され、脊柱管狭窄症の予防につながります。無理せず、自分のペースで続けましょう。 -
ストレッチ
腰回りの筋肉を柔軟に保つことは、脊柱管狭窄症の予防や改善に効果的です。ストレッチは体をリラックスさせ、血流を良くする効果があります。 -
姿勢を意識する
日常的に正しい姿勢を保つことが重要です。特に座っている時間が長い場合は、背筋を伸ばすように意識し、姿勢を正しましょう。 -
体重管理
過度な体重は腰への負担を増やし、脊柱管狭窄症を悪化させる原因となります。適切な体重を維持することが、予防につながります。
よくある質問
Q. 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いは何ですか?
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなって神経が圧迫される状態で、椎間板ヘルニアは椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態です。どちらも痛みやしびれが起こりますが、原因が異なります。
Q. 脊柱管狭窄症を予防する方法はありますか?
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動、姿勢を良く保つこと、体重を適正に管理することが予防に有効です。
脊柱管狭窄症について少しでも理解が深まったでしょうか?日常生活でできるケアを取り入れながら、症状の悪化を防いでいくことが大切です。
脊柱管狭窄症でお悩みの方は、まず鍼灸・整骨院バランスにご相談ください。また楽しく歩けるよう、旅行など楽しめるようお手伝いします。